ご挨拶

弊社は、2017年に創立70周年を迎えます。(1947年5月5日創立) 創業開始以来、「ユーザーとメーカーはわが社の宝である」を経営理念に掲げ、ユーザー様とメーカー様との間に信頼関係を構築し、歩んでまいりました。

しかしながら、ITバブルが崩壊した2000年以降、商社にとって決して楽な時代ではありませんでした。コンピュータやインターネットの革新的な普及により、ホームページが整備され、情報の価値が時間や知識に制約されなくなり、メーカー様とユーザー様の直接的なプラットフォームになったが故に、商社の存在価値とは一体何か?を問われる厳しい環境に晒されております。

またビジネスをとりまく環境も製造業の海外シフト、リーマンショックなど世界的な経済恐慌、日本においては過去に経験したことのない超円高など、外部環境に抗えない状況が続きました。それでも「信頼」を軸にビジネスを展開し、常日頃よりお取引先の皆様より多大なるご支援・ご愛願を戴いているお陰で今日を迎えることができております。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

これからの30年、創立100周年を考えたとき、やはり、ここまで以上に「信頼」を事業の真ん中に置き、皆様と共にビジネスを展開してまいりたいと思っております。その目的達成のために、2017年に公的補助金制度のコンサルタントを新たに立ち上げます。

弊社は、中部大学 鈴木浩文教授と日精テクノロジー株式会社様とともに「次世代ウエハレベルカメラ用マイクロレンズアレイ金型の超精密加工技術およびレンズ成形技術の研究開発」というテーマで、平成21年度戦略的基盤技術高度化支援事業(通称:サポイン)に採択されました。「計測」のテーマで開発に参加するとともに、商社では稀有な事業管理法人も経験させて頂きました。

弊社が培ってきた数多くのユーザー様、メーカー様との信頼関係、また70年の間に蓄積された豊富な経験など、弊社のリソースを「還元」し、新たにまたより一層信頼されるパートナーとなれるよう事業を構築して参りたいと考えております。公的補助金制度のコンサルタントやアドバイス事業は、既に世の中に数多くありますが、「商社」として立ち位置を最大限に生かし、無料(着手金や成功報酬は一切頂きません)のコンサルタントを行います。

これからも、ものづくりに情熱を燃やす皆様のお手伝いをしながら、次の創立100周年を目指してまいります。