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★☆★ Ryokosha メールマガジンvol.27 お役立ちニュース ★☆★
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・菱光社 トピックス & Plus One 情報
【菱光社 トピックス & Plus One 情報】
◆━…‥「アメリカ航空宇宙局(NASA)に三鷹光器の装置が納入されました!」
弊社が代理店をしております三鷹光器株式会社(社長:中村勝重、東京都三鷹
市)の非接触三次元形状測定装置 NHシリーズが、今年の2月初旬にアメリカ航
空宇宙局(NASA)に納入されました。
納入日:2016年2月12日
納入場所:アメリカ合衆国カリフォルニア州パサデナ市
納入先:NASA ジェット推進研究所(JPL=Jet Propulsion Laboratory)
※NASAの無人探査機等の研究開発及び運用に携わる研究所です。
こちらでは天体観測に使用される光学部品の試作を行っておられます。今回は
その光学部品表面の三次元測定がテーマとなりました。天体周辺の衛星の数を
数える際に、天体の輝度により衛星を詳細に観察する事が出来ず、天体の輝度
を抑える目的で光学部品が用いられております。その測定用途でNHが使われて
おります。
納入装置:NH-5Ns
測定範囲(X,Y,Z)=300×400×10mm
分解能(X,Y,Z)=0.1×0.1×0.01μm
ステージ耐荷重:100kg
測定方式:ポイントオートフォーカス法
NH-5Nsは、門型構造で精密金型など大型重量物の高精度測定を実現しておりま
す。この測定原理そのものが、2014年にISO規格に採用されました。NHシリーズ
はそのISO規格でもある測定原理のポイントオートフォーカス法を搭載した非接
触三次元表面性状測定装置になり、世界で500台の実績があります。菱光社はこ
の非接触表面性状測定機(三鷹光器製)のソフト開発及び販売、サポートを行っ
ています。
ところで、2012年にISOにて非接触形状・粗さの規格が制定(ISO25178)された
ことにより、「粗さ測定器」業界の動きに変化が見られ始めております。ここで
非接触になることでのメリットを以下にまとめます。
(1).測定スピードが速い
(2).触針が入り込めない微小な部分の測定が可能
(3).ワークにキズをつけない
特に測定スピードが格段に速くなることで、これまでの接触式の一断面(XZ)の
評価から三次元(3D)粗さ評価をすることが可能になり、実際にそれを希望する
お客様がここ数年で増えてきております。具体的には面で広いエリア(0.8mm~
1.0mm□程度)の三次元粗さ評価などになります。また、歯車などの自動車部品
においても接触式ではこれまでは測定が困難とされてきましたが、非接触で全周
測定も可能になりました。ゴムや軟質材、微細形状品の形状測定や粗さ測定など
接触式が苦手とするワークや、車載カメラなどのカメラ用レンズ(非常に小型な
樹脂成型品)やインパネ、内装品、HUDなどは針でキズをつけたくない代表的な
ワークも非接触ではキズを付けずに測定が可能です。今後、このような需要は
非常に多くなってくることが予測されております。
↓こちらからパンレットがダウンロードできます。(PDFファイル約2MB)
http://www.ryokosha.co.jp/pamphlet/r/170105-1.pdf
また、弊社のHPでもその時の模様を掲載しております。
http://www.ryokosha.co.jp/products/nh.html