非球面レンズの特性評価を簡便かつ高速に行えます
非球面レンズの評価方法
三次元測定機を用いてのレンズ評価では、表裏それぞれの形状測定を精度よく行えますが、”面”で捉えるには時間的に大きな負担となります。
評価基準を満たしたレンズは次に組レンズとなりMTFなどで評価されますが、NGが出た場合に何が原因なのか特定するのは困難となります。
特徴
光学特性が評価可能
参照レンズにヌルミラーを用いる事で非球面レンズを、球面ミラーを用いることで組レンズの透過波面測定を可能としています。
通常の透過波面測定機とは異なり、参照レンズからこの点像を追うことにより、ZERNIKE係数の各条項から、レンズを評価する各種パラメータを演算より求めました。形状評価だけでは、発見出来ないレンズ内部の問題が明確になります。
振動の影響を受けず高速測定
キャリアフリンジ法で採用している解析手法は、1枚の画像から波面を計算するので、外部振動の影響を受けず、画像取り込み時間の間(0.2sec)さえ振動が、抑えられれば正確な測定ができます。これによって加工現場や調整中でのリアルタイム測定を可能としています。